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リアル感

定期的に血糖値のチェックをしている。


昨年、ヘモグロA1Cという数値が正常域を超えたのをきっかけに3ヶ月に1度血液検査を行っているのだ。


月曜日がその検査の日だった。



病院に行き、まず採血。



それから30~40分もすると結果がでる。


「しましまさ~ん」


診察室のマイクから呼び出しがあった。



こんばんは、と診察室に入る。



主治医は高校の同級生。



向こうが口を開く前にこちらから声を出した。



わりかったやろ。



そういうと少し顔を曇らせ、



「うーん。ちょっと悪いね」




検査結果の紙を見ると、ヘモグロA1Cの値は6.1。


この数値は過去2~3ヶ月の血糖値と相関があり、ここ最近の私の食生活や運動による代謝が反映される。


前日になって飯を抜こうがどか食いしようがあまり変わらないかわりに、ごまかしがきかない数字である。



そうか。やはりな。



悪いだろうという予測には理由があった。




一枚の紙を取り出して彼女に見せた。

TS3H0346.jpg



赤い線は私の体重、下にある緑の線は体脂肪率、細い棒グラフは運動による消費エネルギーである。


前回6月に受診したあたりは、棒グラフが密である。毎日毎日走ったり泳いだりしていた。


7月に入ったあたりから棒グラフが粗になり、さらに8月に入ってからは体重と体脂肪率が微増している。



運動量が減り体重が増えた。これはカロリーコントロールにとって致命的な悪化要因である。



さらに8月からはぶどうの直売で店頭に立つことが増えた。



私はあそこにいたら、もげたぶどうを四六時中口に入れる。



消費カロリーが減った上に、いっつもかっつもぶどうのような高カロリーなものが小刻みに胃に入ってくるもんだから血糖値が下がる暇がない。




そりゃ悪いわな。



医師の見解。



「今回悪いやろ。前回は良かった。その前はやっぱり悪かった。でその前は良かったんよね」



そうだ。


年始年末に断食をしてそれからフルマラソンに出たりして、それまでとは劇的に違う正常な数字だった。



その次、3月。



ちょっと安心して少し悪化。



そして6月。



3月の結果をふまえ、再び真剣モードで取り組んだ結果、またまた正常値入り。




そして今回。



「しましまくん、わかりやすいね」




「ずっと何やっても悪いままだと困るけど、ちゃんとがんばったら正常値に戻るから、この良かったり悪かったりをながーく続けたらいいよ」



どのくらい?



「あと10年続けられたらいいと思うね。」



そうか。


あと10年も続けていいのか。


まあ、こうやって体と話をしながら運動したり食べたりしていると、「生きている」という実感がぐっと掴めて、よりリアルなものになる。



糖尿なんてめんどうなことになったと思っていたが、血糖値が高くなければこれほど頑張ることもなかったわけで、考えようによっては自分の体に感謝すべきだろう。



あと10年。そう彼女は言った。その言葉の影に何があるのかは知らないし、どうでもいい。


10年などとケチなことは言わず、生涯楽しんでやろう。
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楽しみ度

友人に100キロマラソンを完走する70歳間近の爺様がいる。

彼はそのスーパーマラソンに出場する前、こう言った。


「スーパーマラソンに出る前に100キロがどんなもんか、いっぺん100キロ走ってみようと思う」

わはは。

どうせ100キロ走るんだったら事前にとかなんとかつべこべ言わず、大会に出ればいいじゃないですか。


それもそうだな、と思い直していたようだが、この爺様なら本当にやりかねん。



少し前に自宅に電話をしたら奥様が出て


「主人は今、筋トレに出かけています」


と、きたもんだ。


わはははは!


生涯現役を地でいくアイアン爺なのである。




私の初トライアスロンまで一週間を切った。


今になって爺様の気持ちが少しわかる。


途中でリタイヤしはしないか。一人取り残されてしまったりはしないか。


とりあえずやってみないと不安なのだ。

一回やておけば、こんなもんだな、というところが掴める。

そうだ。四の五の言わず、やってみればわかるのだ。


ショートのトライアスロンは、スイム1.5キロ、自転車40キロ、ラン10キロで構成される。


いつも泳いでいる嘉麻市のサルビアパークを起点にした。

まずはプールで1.5キロ。25メートルプールを30往復する。

本番はプールでなくオープンウォーター、海である。

その時の状況がタイムに大きく影響する。

これも醍醐味のひとつだが、今回はプールで標準を掴む。


泳ぎ終えて時計を見ると32分。


体を拭き、着替えてから準備していた自転車に乗り出した。

嘉麻市から稲築方面へ向かい遠賀川沿いを直進した。

飯塚市幸袋付近でメーターが20キロをさした地点で折り返した。

行きは向かい風を受けていた。

自転車をこいでいると、何よりも風の影響を受ける。

向かい風が強いと、こいでもこいでも進まない。

しかし、それも折り返し地点までだ。

進行方向が逆さになれば、向かい風は追い風になる。


楽しみに方向転換した。


…。



あら。


向かい風。


気象庁さん気象庁さん。一体全体どうなってるんですか。


ひとりでぶつぶつ言いながら自転車をこいだ。


飯塚嘉穂は、昔からの米どころである。飯塚、穂波、稲築、山田と市町村名には米に関係する字が入っている。


早いところは稲刈りが済んでいるな。


稲わらの香りが風に混じる。


「秋なんだ」


この香りに私は秋を感じ、どこか切ない気持ちになってしまう。


でも今年はへっちゃら。秋も楽しいことばかりだから。




サルビアパークに着いた。自転車の走行時間は1時間31分。



これから10キロのランだ。



自転車はメーターの距離数を見て折り返せば良かったが、ランの場合はそうもいかないので事前に5キロ地点を調べておいた。



山田から熊ヶ畑の方へ向かい、あのジャージー牛の白木牧場入り口が丁度5キロである。


そこから折り返せば10キロ。



走り始めると、これまでに感じたことのない疲労感。


ううう。

さすがに「俺なんでこんなことやってるんだろう」と思ったりする。


体が思うように動かない。


なるほど。やはりくるな。これがトライアスロンか。


前半を27分56秒で折り返した。



折り返してしまうとあとは泣いても笑ってもゴールに帰るしかないので、ひたすら走った。


このスイム→自転車→ランの組み合わせと順序。


誰が決めたのか知らないが、良くできているな。


疲れ度合いや疲労ヶ所の分散もそうだが、生命の危険度が順を追う毎に下がってくるあたり、考えてそうしたのかたまたまなのかは知らないが、美味くできている。


スイムが最後だったらそのまま浮いてこないヤツが沢山出てしまうだろうし、最後に自転車でもふらふらになって事故が続出するだろう。


うむむむむ。良くできている。


良くできているのだがキツイのにかわりはない。



あまり疲労が残ると来週に差し支えるのでタイムは前半より抑え気味。


後半5キロは29分28秒。ランは57分24秒。




サルビアパークに着いたところで、自分の顔がにやけているのがわかった。


ははは。


誰も知らないところで一人でひーひーやって、汗びっしょりかいて、一人で喜んでら。


俺って幸せ。


トータルで3時間ちょい。着替えの時間が入っていないので、プラス5分というところ。



海の状況と水の中であまり競り合わなければ、完走はできるだろう。


そういう確信は持てた。


一回やってみたことで、追うべき自分の背中が見えてきたな。



ははは。あと数日。楽しみ度が増したな。
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プロフィール

てしまぶどう園

Author:てしまぶどう園
川崎町にあるちっちゃなぶどう園。
私はそこで生まれ育ちました。
手嶋ぶどう園では、ぶどうづくりをぶどうに任せることにしました。
私たちはぶどうの声を聞き、ぶどうがやりたいようにやるお手伝いをしています。
自然に任せて自然のなかで生きる。

そういう生き方ができたらいいなと思っています。

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手嶋ぶどう園
電話0947(72)3273
fax 0947(72)5454
〒827-0004
福岡県田川郡川崎町田原
田原交差点そばジョイフルの前
営業時間
朝8時30分~夕方6時
※17時以降ぶどうが無くなると閉店します。
遅くにご来店の際はご連絡下さい。
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